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2026-03-19

三陸・宮古の味覚と絶景を巡る

岩手で出会う、忘れられないカレイの味わい。

のどかな田園風景や連なる山々、澄みきった湖、そして心身を癒す温泉。そんな個性豊かな6つの県で構成されている、東北地方。暖かい季節にはハイキングやサイクリング、冬にはパウダースノーに恵まれたリゾートでウィンタースポーツを満喫する人々でにぎわいます。

その中で印象的な場所の一つが、三陸海岸に面する港町・岩手県宮古市です。美しい海岸線と格別な海の幸で有名なこのまちは、絵のような風景が広がる魅力的な地域。温暖な気候と豊かな漁場に恵まれ、緑豊かな山々がそのままダイナミックな海岸線へと移り変わり、漁業も盛んに営まれています。

今回はこの漁業に焦点を当て、宮古マルエイが手がけるカレイの逸品とともに、宮古でぜひ訪れたいスポットもあわせてご紹介します。

宮古の魅力

宮古のダイナミックな海岸線

宮古は、穏やかな自然にゆったりと浸りたい人におすすめの旅先です。新鮮な潮風を胸いっぱいに吸い込み、潮の香りを楽しみながら、都会の喧騒から離れた場所で、心と体を解き放つことができます。

森の中にひっそりと佇む鳥居

宮古は、豊かな自然が溢れるまちであると同時に、地元の人々の素朴で温かい優しさにも満ちています。その優しさは静かな森の中にひっそりと佇む神社のように、新しい場所へゆっくりと足を運んだ人だけ感じ取ることができます。

宮古マルエイ:カレイの伝統と革新

宮古マルエイへ「ようこそ!!!」

岩手県宮古市に拠点を置く宮古マルエイは、カレイに対する揺るぎないこだわりによって、その信頼を築き上げてきました。北日本でも有数のカレイ漁場の近くに位置する同社は、この地域の清らかな海と、理想的な自然環境の恩恵を受けています。さらに三陸海岸特有の乾いた冷たい風は、地元の伝統的な特産品である高品質な干物づくりに最適です。

しかし、宮古マルエイは最初からカレイで知られていたわけではありません。もともと、親会社である株式会社大濱正商店は、さまざまな海産物を取り扱っていました。しかし、その業態では漁が寒い時期に集中してしまうため、地元の漁師たちは春から夏にかけて、別の方法で生計を立てる必要がありました。ちょうどその頃、一夜干しカレイで有名な島根県の生産者から共同事業の提案があり、これを受けて干しカレイ専門の会社、宮古マルエイが誕生しました。

当初扱っていたのは一種類のカレイだけでしたが、試行錯誤を重ねるうちに、徐々に取り扱う種類や技術を拡げていきました。やがて、主に国産カレイへのこだわりを深め、特に三陸や北海道の豊かな海で獲れたものを中心に扱うように。これらのカレイは、海藻や小魚を餌にしているため、より豊かで上品な風味を持つと言われています。業界関係者にとっては、その味だけでカレイがどの地域で獲れたかを見分けられる人もいるそうです。

宮古マルエイでの作業風景

創業以来、宮古マルエイは「カレイ一筋」という信念を貫いています。この信念には、ものづくりへの誇りと、海への深い敬意が込められています。同社は原料の選定から乾燥、保存に至るまで、長年にわたり技術を磨き続けることで、北日本の海が育んだ本物の味わいを引き出した高品質なカレイ製品を生み出し、高い評価を得ています。

宮古マルエイが干しカレイに特化してから、30年以上が過ぎました。それは顧客の声に耳を傾け、味を磨き続けてきた歴史でもあります。今では、その香りだけで食欲をそそる逸品のカレイを作り上げるまでになりました。

カレイの乾燥

宮古マルエイ独自の一夜干しの製法には、早池峰山系から湧き出る清らかでミネラル豊富な地下水が使用されています。この天然の水が、魚の鮮度を保ちながら風味と食感を高めます。こうして生まれる干しカレイは、北日本の手つかずの澄んだ自然を思わせる、優しい味わいが特徴です。

現在も宮古マルエイは、その伝統を守りながら、三陸のカレイが持つ豊かな味わいと食文化を、日本全国、そして海外へ届け続けています。

マルエイの絶品のカレイ料理を堪能

「初心者セット」のカレイの煮つけ

宮古マルエイの上質なカレイは、繊細な食感と豊かな風味、そして抜群の鮮度で知られています。カレイの多彩な楽しみ方を伝えるため、宮古マルエイのウェブサイトではさまざまな美味しいレシピが紹介されており、自宅にいながら東北の味わいを楽しむことができます。

中でも、特に人気を集めているのが「初心者セット」です。家庭で誰でも手軽にカレイの煮付けを作ることができ、柔らかく風味豊かな味わいを楽しめます。付属のタレと一緒に魚を温めるだけで、本格的な一品が簡単に。さらに、野菜を加えたり、味付けを調整したり、自分好みにアレンジできるのも魅力です。宮古マルエイが数十年にわたって培ってきた技と、自分ならではの工夫を組み合わせて楽しむことができます。

手軽に調理できる宮古マルエイのカレイ料理

宮古マルエイの品質へのこだわりは、どの料理でも三陸のカレイが持つ本来の魅力を引き出すこと。家庭で気軽に楽しむ一品としても、少し特別な食卓を彩る一皿としても、その美味しさを存分に味わうことができます。

これらの料理に岩手県の地酒を合わせるなら、「あさ開 蔵埠頭COLOR 本醸造」がおすすめ。すっきりとした辛口で、焼き魚と相性の良い爽やかな味わいが特徴です。また、「あさ開 特別純米 春限定酒」は春限定のお酒で、煮魚の豊かな旨みとよく合い、口の中にやさしい甘みが広がります。

宮古マルエイのカレイせんべい

自宅でも味わってみたいと思った方は、宮古マルエイの商品を少し探してみるだけでも、魅力的な商品にきっと出会えるはずです。以下は一例です。

  • ギフトセット:宮古マルエイが誇る最高級の海の幸セット。三陸の本格的な味わいは大切な友人や家族への贈り物に最適です。
  • 鰈屋母ちゃんのオススメ和食膳:宮古マルエイの上質な食材を使い、誰でも手軽に和の味を楽しめるよう丁寧に作られた家庭料理セット。自宅で気軽に日本の伝統的な味わいを楽しめます。
  • 一夜干しカレイ:三陸の冷たい潮風と清らかな地下水を使って丁寧に干し上げられた切り身は、格別のうま味と繊細な食感が魅力です。
  • カレイの魚拓せんべい:本物のカレイを表面に押し付けて焼き上げた、ユニークなせんべい。見た目の面白さとおいしさを兼ね備えたお菓子として、海の恵みを堪能できます。

この地域のお土産には、地元で獲れた新鮮なウニやイカせんべいがおすすめ。イカの形をしたせんべいは、一口ごとにサクサクとした食感が楽しめます。長い一日のあと、冷たいビールと素晴らしい景色を楽しみながら味わうのにも、ぴったりです。

道の駅 みなとオアシスみやこ シートピアなあど

宮古マルエイの上質なカレイは「道の駅 みなとオアシスみやこ シートピアなあど」でも購入することができます。繊細な風味としっかりとした食感の看板商品・一夜干しカレイを自宅でも味わうことができ、宮古の海と食文化を感じるお土産としておすすめです。

宮古マルエイの商品以外にも、シートピアなあどには、宮古の魅力を満喫できる体験が盛りだくさん。レストランでは新鮮な海鮮料理を味わうことができ、売店には地元の特産品やお土産も豊富にそろっています。また、展示や季節ごとのイベントを通して、三陸の漁業文化について学ぶことも。食を楽しみたい人にも、岩手を旅する人にもぴったりのスポットです。

道の駅 みなとオアシスみやこで味わう海の幸里

道の駅 みなとオアシスみやこシートピアなあどは宮古港の近くにあり、JR宮古駅から車で約10分とアクセスも便利。無料駐車場も完備されているため、車や観光バスで訪れる方にも立ち寄りやすいスポットです。

宮古の観光スポット

さて、地元の海の幸を堪能した後は、宮古の魅力あふれる観光スポットへ。五感を満たす体験があふれています。

浄土ヶ浜

浄土ヶ浜

日本の「海水浴場百選」「日本の水浴場百選」「かおり風景百選」の一つに選ばれている浄土ヶ浜は、宮古の美しい海岸の風景を満喫したいなら、ぜひ訪れたいスポットです。入り江に位置するこの白い小石の浜辺は、一年を通じて比較的穏やかで、気軽に浜辺に立ち寄ることができます。

浄土ヶ浜の大きな魅力は、透き通った海の中から突き出すように並ぶ、松が生い茂った岩島の景観です。夏の海水浴や近くにある青の洞窟へのボートツアーからも、その美しい風景を楽しむことができます。ふと空を見上げれば、“おこぼれ”を期待したカモメたちが、旅のお供として空を舞っていることでしょう。

浄土ヶ浜を巡るボートツアー

浄土ヶ浜という名前の由来は何でしょう。言い伝えによると、かつてこの地を訪れた仏教の僧侶が、その自然の美しさに心を打たれ、極楽浄土になぞらえたと言われています。その名が定着し、「浄土ヶ浜」は文字通り「極楽の浜」という意味。実際に訪れてみれば、その思いに至るのも納得できるはずです。

浄土ヶ浜の周辺でゆっくり過ごす予定の方には、浄土ヶ浜レストハウスがおすすめです。館内にはお土産店のほか、パノラマビューを楽しめる座席や3階の展望台、更衣室とシャワー室(いずれも有料)も備わっています。また、浄土ヶ浜マリンハウスでは、遊覧船ツアーや貸しボートの利用のほか、海の幸を使った料理を味わうことができ、お土産を購入することもできます。

浄土ヶ浜の遊覧船

浄土ヶ浜へ向かう途中には、地元の人にも人気のスポットがあります。その一つが、「蛸ノ浜」。水平線がどこまでも続くような雄大な景色を望むことができます。

浄土ヶ浜へのアクセスは、JR宮古駅から車で10分。交通機関利用の場合は末広町バス停で「浄土ヶ浜」または「宮古病院」行きのバスに乗車し、約15分。浄土ヶ浜ビジターセンター前で下車し、海岸沿いをのんびり散策しながら向かうのがおすすめです。

三王岩

三王岩を望む

三王岩は、三陸復興国立公園を代表する自然景観の一つです。この迫力満点の岩は、男岩 女岩 太鼓岩と呼ばれる三つの岩から成り立っており、自然の中の調和とバランスを感じさせる象徴的な存在となっています。

この風景は、三王公園の駐車場から、またはハイキングコース沿いの展望台から眺めることができます。ただし、2011年3月の東日本大震災による被害のため、ハイキングコースの一部は現在も通行止めとなっています。

三王岩を写真に収める

近くの遊歩道からは、岩々をより間近に眺めることができるほか、田老港から真崎、明神崎へと続くダイナミックな海岸線では海釣りも楽しめます。5月から12月にかけて、アイナメ、スズキ、チゴダラ、メバル、サバなどを狙うことができます。

三王岩へのアクセスは、JR宮古駅から車で20分程度。交通機関利用の場合は三陸鉄道リアス線に乗り、新田老駅まで約20分。そこから徒歩で25分〜30分ほどかかりますが、足を運ぶ価値のある絶景です。

宮古の海岸線で一息

浄土ヶ浜で寛ぐ二人

宮古市をはじめ岩手県には、自然の美しさと豊かな文化、そして魅力的な食がそろっています。三王岩の雄大な景観や美しい三陸海岸、海辺をゆったり歩ける遊歩道や釣りスポットなど、さまざまな場所で海と大地が織りなす調和を体感することができます。

この素晴らしい地域を巡る際には、宮古が誇る海の幸を、ぜひご堪能ください。なかでも宮古マルエイのカレイは、海の恵みを存分に感じられる逸品です。息をのむような景色、温かな人々のおもてなし、そして東北随一の海の幸。宮古は、自然と食の魅力が完璧なバランスで調和する、魅力的な旅先です。